労働力人口が減少するなか、企業が人手不足を解消し持続的な成長を続けるためには、従業員が育児・介護や病気治療と仕事を両立することができるように環境を整備することが重要です。

東京都は、育児と仕事を両立する選択肢のひとつとして、新たに、子連れ出勤制度や両親学級制度の整備なども奨励することとし、働きやすい職場環境づくりに取り組む中小企業等を支援するための奨励金を今年もスタートします。

6月4日(火曜日)より第1回事前エントリー受付を開始です。

奨励金の概要

1.対象

都内で事業を営んでいる中小企業等 ※その他にも要件があり

2.事業内容

次の奨励事業から実施するプランやコース・事業を選択し(複数選択可)、都が定める取組事項の実施が確認できた場合に、各奨励金額の合計額を支給します。

  • 1プランにおいて複数のコース・事業を実施した場合は、上限金額が100万円となります。
  • 1プランと2プランを組み合わせて実施した場合、上限金額が120万円となります。

1 働きやすい職場環境づくり推進プラン(上限100万円)

A 育児と仕事の両立推進コース
事業名取組事項奨励金額
1)育児と仕事の両立制度整備事業【注】育児と仕事の両立支援のための休暇制度等を新たに整備20万円
2)男性の育児参加推進事業男性の育児参加を推進するための目標や取組内容を設定20万円
3)育児中の従業員のための多様な働き方 整備事業【注】育児中の従業員が各自の状況に応じた柔軟な働き方を選択できるよう、法を上回る育児休業制度や子育て支援制度等を新たに整備40万円
B 介護と仕事の両立推進コース
事業名取組事項奨励金額
1)介護と仕事の両立推進事業介護と仕事の両立に関する相談窓口を社内に設置し、取組計画を策定40万円
2)介護離職防止のための制度整備事業【注】
B2)に取り組むには、B1)を実施していることが必要です。
介護中の従業員が各自の状況に応じて柔軟な働き方ができるよう、法を上回る介護休業制度や介護サービス利用支援制度等を新たに整備40万円
C 病気治療と仕事の両立推進コース
事業名取組事項奨励金額
病気治療と仕事の両立推進コース【注】病気治療と仕事の両立に関する相談窓口を社内に設置し、病気治療のための休暇制度や多様な勤務形態制度等を新たに整備20万円

【注】のコース・事業は、ジョブリターン制度を整備することでさらに20万円加算されます。
(ジョブリターン制度とは、結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護および病気治療等を理由に退職した方が、退職前の会社に復帰できる制度を言います。なお、複数のコースや事業を実施した場合でも、最大20万円です)

2 ライフイベントと仕事の両立スキルアップ応援プラン

事業名取組事項奨励金額
ライフイベントと仕事の両立スキルアップ応援プラン育児等のライフイベントと仕事を両立できるようスキルアップ支援制度を新たに整備20万円

その他詳細

その他詳細は東京都のページをご参照ください。

働きやすい職場環境づくり推進奨励金受付開始|東京都
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/05/27/20.html

東京都ホームページ

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