企業が給与を支払うときに、役員や従業員(以下、従業員)の給与や賞与(以下、給与等)から所得税を徴収することを源泉徴収といいます。しかし毎月徴収している所得税の額はあくまで概算の金額のため、年末調整により税額を確定します。
年末調整とは、年末に本来徴収すべき所得税の一年間の総額を再計算し、既に源泉徴収している合計額と比較して過不足金額を調整することをいいます。
なお、令和6年6月から実施されている定額減税により、今回の年末調整では例年にはない対応も必要となります。
今回の記事では、令和6年分の年末調整の変更点や定額減税の対応について解説します。
またマガジンの最後にはダウンロード可能な「年末調整書き方ガイド」もありますのでお役立てください。
- 年末調整の対象となる人
- 令和6年分年末調整について
- 令和6年分年末調整のポイント(昨年からの変更点)
- 定額減税に関する事務(年調減税事務)
- 令和6年分年末調整申告書の書き方ガイド
- おわりに
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