労災保険は正式名称を「労働者災害補償保険法」といい、従業員が業務や通勤により被った災害(病気、けが、障害、死亡など)に対し、保険給付を行う制度です。従業員や遺族を保護することを目的としているため、事業主や役員など従業員以外の者は原則として対象外です。

しかし、建設現場の作業などでは、事業主等が従業員と同様の業務を行うこともめずらしくありません。こうしたときの災害の発生リスクは従業員と変わらないため、一定の要件を満たす場合は、事業主等についても特別に労災保険への加入が認められています。これを特別加入制度といいます。

今回の記事では、特別加入制度の中でも加入者が最も多い「中小事業主等」、それに次ぐ「一人親方等」を中心に、補償の対象範囲や保険給付などについて解説します。

なお今後、加入手続や保険料、給付額の算定基準について解説した記事の公開を予定しています。

お伝えする内容
  • 特別加入制度の対象者
  • 特別加入のメリット・デメリット
  • 補償の対象範囲
  • 保険給付・特別支給金の種類
  • おわりに

続きを読むにはログインしてください。ログイン情報は毎月1日発行の顧問様限定メールに記載されております。

   

この記事が役に立った、良かったと思った方は「いいね」のクリックをお願いいたします。