厚生労働省のまとめによると、2022年度の精神疾患に関する労災請求件数は2,683件、労災支給決定件数は710件となっています。過去20年の推移をみても、請求件数および支給決定件数のどちらも年々増加しており、支給決定件数は、統計を開始した1983年度以降、過去最多を4年連続で更新しました。そのため、業務を原因とした精神疾患への対策が急がれています。

このような状況のなか、2023年9月に精神疾患の労災認定基準が改正されました。

今回は、精神疾患の労災認定基準の改正に関するポイントおよび企業の対策について解説します。

お伝えする内容
  • 精神疾患とは
  • 精神疾患が労災認定されるまでの流れ
  • 精神疾患の労災認定基準の改正ポイント
  • 企業が対応すべきこと
  • おわりに

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