先日、2023年度の最低賃金額と改定(発行)年月日が正式発表されました。

全国加重平均額が1,004円となり、はじめて1,000円を超えました。全国加重平均額の引上げ額は43円で、前年を上回る過去最高の引上げ額です。

最低賃金には、都道府県ごとの物価などに合わせて定められる「地域別最低賃金」と、特定の産業で定められる「特定最低賃金」の2種類があります。

今回の記事は、毎年10月ごろに改定が行われている地域別最低賃金(以下、最低賃金)についてです。

47都道府県の最低賃金額と改定(発行)年月日は以下をご確認ください。

参考|厚生労働省『地域別最低賃金の全国一覧』

なお、全国加重平均額とは、都道府県ごとの労働者数×地域別最低賃金で計算した全国の合計を、総労働者数で割った額です。

お伝えする内容
  • 最低賃金の引上げはなぜ必要
  • 最低賃金とは
  • 最低賃金に含まれる賃金とは
  • 最低賃金で企業がおさえておく3つのポイント
  • 最低賃金の減額の特例許可制度とは
  • 最低賃金・賃金引上げの支援策
  • おわりに

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