先日、知人の行政書士がやっている勉強会で、マーケティングとブランディングに関してドラッカーマネジメントの観点からお話しさせていただきました。
マーケティングの父と言えば、コトラーですが、コトラーは「自分がマーケティングの父なら、ドラッカーはマーケティングの祖父だ」と言っていたそうです。つまり、コトラーはドラッカー教授のマーケティングの考え方をベースに、より実践的に体系化した人物と言えます。
さて、皆さんは、マーケティングという言葉の意味に関して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。もしかしたら、皆さんのイメージとドラッカー教授のマーケティングでは少し違うかもしれません。例えば、ドラッカー教授は次の様に言っています。
販売とマーケティングは逆である、同じ意味ではないことはもちろん、補い合う部分さえない。もちろんなんらかの販売は必要である。だがマーケティングの理想は、販売を不要にすることである
『マネジメント【エッセンシャル版】』p. 17
マーケティングはマーケティング部門、あるいはマーケティング担当が、商品を売るためにする活動、例えば市場調査とか、広告活動とかをイメージすることが多いかもしれません。
しかしこれは、販売活動の一環にすぎません。
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